これをやれば、あなたも英語が使える人になる!Do this to be a person who can speak English!

これをやれば、あなたも英語が使える人になる!

Do this to be a person who can speak English!



はい、みなさんこんにちは!
あなたのスキルアップをサポートする、ラーニングアシスタントのこーじです。今回は日常生活や仕事で、英語を使いこなせるようになるための学習方法についてお伝えしていきます。

これから英語圏で生活する準備として英語が使えるようになろうとしている方や、仕事で使っていく機会が増えそうなので英語が使えるように勉強しようと思っている方の助けになればと思っています。

日本国内の学校で教わる英語は、英語の文章を解読する方法でテストの内容は記憶力テストになっています。学校の授業はそのテストで良い点数を取るのが目的なので、英語の知識はつくけれどコミュニケーション力はつきません。英語を使って仕事をする時にはなおさら役に立ちません。学校の授業で身に付けた知識を使える英語に変えていくためには、英語を日常の中に取り入れていく必要があります。

忙しい毎日の中で、英語を使う時間を作るのはけっこう大変だと思います。でも、少し工夫をすれば無理なく英語を日常に取り入れることができます。日本にいながら、無理なく英語を日常に取り入れて、自然と英語を身に付けて、日常生活や仕事で英語を使える人になっていく、そんな方法をお伝えしていきます。

あまりお金をかけずにはじめたい方、忙しくて英語の勉強が長続きしない方、やっているのに成果を感じられない方、そんな方は是非ご覧になって試してみてください。


もくじ 

Table of contents 

実践的に英語が使えるというのは、英語の文章を見て正しい文法かどうかが分かることであったり、英語を聞いて正しい文章かどうかが分かることではありません。英語で人と円滑にコミュニケーションできることが実践的に英語が使えるということです。日常的な会話ができて、ニュース記事や本が読めて、しっかり自分の意見を相手に伝えることができる。そういうことを通して、英語を使って良好な人間関係を築いていける状態が、実践的に英語が使える状態だと思います。英語を自由に使いこなせる日本人が増えれば、世界の人によりよく日本を理解してもらうことができるし、世界で起きていることを一人一人がもっとよく理解できるようになることで、世界基準で物事を考えていけるようになると思います。それがより良い社会をつくることに繋がるんじゃないかと思ったりしています。


 

大丈夫、あなたは英語が使えるようになります。

You can master English

英語が使えるようになるのはもしかしたらとてもハードルが高いことに思えるかもしれません。だけど、日常の中に取り入れていくことで、誰でも必ず使えるようになります。

  • 年齢は関係ありません。Age is regardless
    あなたの年齢が30代でも40代でも50代でも60代でも、はじめればその日から上達していくものです。身体能力を高めるスポーツと違って、言語の習得は主にブレインワークによるものです。脳の考える力は年齢に関係なく鍛えていくことができるものなので、言語は年齢に関係なく習得できます。

  • 国籍や人種も関係ありません。Nation and race is regardless
    欧米人だから英語を習得しやすいとか、アジア人だから英語が習得しにくい、といった生物学的な制約は存在しません。人は生まれた環境に最適化していく生き物なので、生まれ持った言語環境によって、適応しやすい言語とそうでない言語は存在します。特に日本語と英語は、発音と文法が大きく異なるので、言葉の聞き取りや文章の理解はハードルが高いほうに分類されると思います。ただ、思っている以上に脳の働きは良くて、日常に取り入れていくことで自然と感覚が備わっていくようにできています。

  • 学校の成績も関係ありません。School qualification is regardless
    英語でコミュニケーションできることと、学校の成績の良さはまったく関係ありません。逆に英語の成績が良い人は、正解することに囚われすぎて英語を喋れることに抵抗を感じるかもしれません。むしろあまり勉強してこなかった人の方が慣れるのが早いかもしれません。それでも、留学のように英語の環境に飛び込んでいけば、3か月もしたら誰でも簡単な会話ができるようになっているものです。

  • もちろん早いほうが覚えやすいです。Earlier is better.
    覚えはじめる年齢が早いほうが簡単に覚えられます。言葉は発音と意味をセットで胸に刻み込んでいくものなので、素直な子どものうちのほうが覚えるのは早いですし、恥じらいがない分、発音もめちゃくちゃ上手です。なので子どもに英語を教えるなら、できるだけ早いほうがいいでしょう。まわりの環境が英語だけになっているインターナショナルスクールに通わせるのも、間違いなく効果的だと思います。ただし、インターナショナルスクールに行かなくても、特に英語を習わずに大人になっても、日常に英語を取り入れて身に付けていくことはできるので、まったく問題ありません。はじめるなら早いほうがいい、ただそれだけなんです。

  •  できると信じて始めてみましょう。Believe you can do it and start it
    1番高いハードルは、はじめることだと思います。多くの人は調べて終わることが多いと言われています。成長するため、または変わっていくために調べたのに、実践しないで終わってしまうのはなんだか勿体無いですね。自分にできるかどうか分からないし、有料のコースでお金がかかる場合はなおさら言い訳を見つけてやらないことにしてしまいそうですね。まず、あなたは英語が使えるようになると信じて大丈夫です。それから、ここで紹介するのはお金がかからない方法です。あなたにはできる、そう信じてはじめてみましょう。


 

5つの英語を使えるといいこと

5 privileges to learn English.

一度はじめたら、次のハードルは続けていくことです。どんなことでも、あなたが成功を成し遂げるためには「継続」が不可欠です。やると決めたら何がなんでもやり続ける。そういう覚悟が必要です。そうは言っても、決めるのが苦手な人は多いはずなので、はじめる時にモチベーションを高めておくことも大事なポイントです。英語が使えるようになったらやってみたいことを思い浮かべたり、英語が使える自分を想像してみたり、自分にとってプラスのイメージをはっきりと持つのがいいと思います。

具体的なイメージはないけど、仕事で必要だから覚えようと思っている人や、何となくやっておいたほうがいいんだろうなぁと思っている人に、英語を使えると起きるいいことを5つ紹介してみたいと思います。

  • カッコよく見える
    You will look cool.
    大したこと話してないのかもしれないけど、同級生や同僚が英語で会話してるとめっちゃカッコいい。英語でインタビューしているアナウンサーがカッコよく見える。特に話している相手がカッコいい人だったり綺麗な人で、肩の力を抜いて軽く笑顔なんか浮かばせながら話していると、なんかカッコよく見えるんですよね。まず一つ目は、英語を使えると単純にカッコよく見えます。

  • 映画スターとお話できちゃう
    You can have conversation with movie stars.
    英語が喋れるということは、有名な映画俳優ともお話しできるということです。映画俳優でなくても、同じ職場にいる外国人の方や、街を行く外国人の方ともお話ができるようになります。Wikipediaによると世界の15億人が英語を使っているようなので、話ができる人の数が15倍に増えます。英語が話せると世界が広がるのは間違いないでしょう。ということで2つ目は映画スターとお話できちゃうでした。

  • いい仕事が見つかる
    You can get a better job.
    3つ目は英語が使えると仕事の選択肢が広がります。講談社が2016年に実施した留学経験がない男女1,000人を対象にしたアンケート調査では、「聞くことも話すことも問題なくできる」と回答した人は2.5%だったそうです。総務省の帰国子女に関する2014年時点の動向調査によると英語圏の帰国子女数はおよそ4万人のようです。人口比0.03%なので、上記数字にあまり影響はなさそうです。

    次に楽天インサイト社が国内の20〜69歳の男女1,000人を対象に2016年頃に実施したアンケート調査で、読み書き含めて「英語は得意か?」に「得意」と回答したのが8.7%だったそうです。読むのだけ得意という人もいるかもしれないし、謙虚に苦手と回答した人もいるかもしれませんが、実際に問題なく話せる割合は少し少なめに見たほうが現実的だと思います。

    両方の調査をあわせてみて、最近の英語教育が多少進んでいるとしても、実際に英語が使える日本人の割合は5%前後のように見えます。一方で、海外の調査会社によると世界の英語圏の人口は15億人で、割合にしておよそ20%ほどです。

    つまり世界では10人集めれば2人くらいは英語を使える人が見つかるのに、日本では1人見つかったらラッキーという環境です。英語が使えるだけでプレミアムがつくので英語が使えるあなたを見つけてみんな喜ぶでしょう。間違いなくいい仕事に恵まれます。

  • 世界の知的資産を活用できる
    You can utilize huge amount of information in the world.

    Wikipediaによるとインターネット上のコンテンツの63.4%が英語が使われているそうです。日本語は1.9%。ランキングでドイツ語に次ぐ8位なのでが、英語と比較すると30倍以上の差があります。日本語だけでは世の中に存在する知的資産のごく一部しか使えていないということになります。日本で生活している分には、英語で情報を得なくても問題なく生活できると思います。しかし、より良い仕事を見つけたり、ある分野の専門性をあげたり、投資で資産を築いていこうとする場合、英語で情報を得ていくことが大きな利点となります。

    世界で起きていることの最先端の情報は、英語で発信されています。一次情報は英語なので、日本語に訳されて国内で発信されるまでに半日以上のタイムラグがあります。また、研究成果や専門分野の情報は、英語でとても精細にまとめられていて、しかも無料で公開されていることも多いです。それから、スキルアップのための専門書や、豊かな人生を送るための自己啓発、資産を築いていくための投資に関する本は、非常に内容が濃くて役に立つ優良な書籍が本当に多く出版されています。日本の書籍がすべて劣っているわけではないと思いますが、同じ価格の書籍を手にした時に得られる内容の深さが3倍〜5倍は差があるように思います。

    単純に費用対効果が高いと思いますし、英語で情報を得られる人が国内ではまだまだ限られていることを考えると、英語で情報を得られることは大きなアドバンテージがあると思います。ということで4つ目は世界の知的財産の恩恵を得られるでした。

  • より良く世界を理解し、自分たちをより良く理解してもらえる
    You can understand the world better, and make yourself and own country understood better.
    そして5つ目は世界に対する理解力があがり、自分への理解が得やすいということです。日本にいて日本語で発信された情報だけで世界を見ていると、世界から日本がどう見えているか、ということはまったく見えません。しかし、英語で発信されている情報で世界で起きていることを理解していくことで、世界が日本をどう見ているかが見えるようになってきます。

    どの国のメディアにも固有のバイアスがかかっているので、同じ出来事を異なる視点で報道することがあります。特定の地域だけでなく、複数の地域に対して情報を発信しているグローバルメディアは、そういったバイアスがわりと抑えられていたりします。地域ごとの視点の違いを理解しながら世界の出来事を見ていくことで、世界の見方と日本の見え方が大きく変わると思います。

    そうして得た情報と世界を見る視点をあなたが持つことで、英語を使ったコミュニケーションを通してあなたのことをより良く理解してもらう機会が増えていくと思います。そして、あなたに対する理解が深まると、日本に対する理解も深まります。これはあなただけのメリットを超えて、日本の未来にもメリットがあることだと信じています。


 

これを毎日30分ずつやれば英語が使えるようになる!

Simple way to learn English is to have routine work everyday for 30 min each.

さぁ、さっそく始めていきましょう。「習慣が人を作る」と言われることがあります。あたなが毎日日本語を使っているように、英語を使う人たちは毎日英語を使っています。つまり、英語が使える人になるためには、毎日英語を使うように習慣づけることがポイントです。

毎日英語を使うなんて現実離れしていて、まったく自信が持てないと思うかもしれませんが、新しいことを身に付ける上で習慣化することが最も簡単で確実な方法です。習慣にしてしまえば、あとはオートパイロットモードで自然とできるようになっていきます。

1日30分ずつ、「英語を読む」「英語を聞く」「英語を話す」を習慣にしてみましょう。話すのは急には難しいケースが多いので、読み聞きで1日1時間やっていくと、年間365時間になります。何もしていない人と比べると、年間365時間の差は相当大きいです。習慣の力の秘密はここにあります。ちょっとずつの積み重ねが1年後には膨大な差を生み出します。ちょっとしたことを毎日続けていく、これが最も簡単で確実なアプローチです。

習慣にするのは英語を「読む」「聞く」「話す」の3つです。毎日30分ずつやってみましょう。

  • 英語を読むRead an English book or article.
    できるだけ自分が興味あるトピックを選んで、英語の本や記事を読んでみましょう。オススメはスマートフォンやタブレットで読める電子書籍やニュースメディアの記事です。ちょっとした隙間時間でも読めますし、分からない単語が出てきたら、その単語をタップして意味を調べることができるからです。辞書には発音のしかたも載っていますので、初めての単語は発音も調べて、読めるようにしていきましょう。

    使う辞書は英英辞典をオススメします。正しい意味を理解することも大事ですが、それ以上にどういう風に言い表すのかという感覚を掴んでいくことが大事なので、分からなくても英英辞典を使うのが上達を早める方法の一つになります。特に最初は知らない単語だらけだと思います。言語を構成する表音文字(ひらがなとアルファベット)の数を比較すると、日本語はひらがな50文字と常用漢字とされる2,136文字を合わせて2,186文字。英語は26文字です。なので日本語に比べて英語の文章を読むのは非常に簡単です。

    ところが、単語数は広辞苑に収録されている日本語の単語が24万語で、オックスフォード辞典に収録されている英語の単語が60万語となっていて、英語の単語数は2倍以上あります。どちらも7割くらいは日常で使わない言葉のようですが、それでも英語は、読むのは簡単だけど知らない単語の遭遇率は非常に高いです。
    全部調べているとすぐ時間が経ってしまうので、同じ単語が3回登場するまでそのまま流して進めていきましょう。最初は意味が分からなくても大丈夫です。そのうち分るようになってくるものなので、分からなくても気にせず毎日続けていきましょう。

    いままで英語の本や記事をほとんど読んでいない人には、児童文学がオススメです。「ジャックと豆の木」や「オズの魔法使い」や「アリスと不思議の森」など、小学生向けの作品で内容を知っているものだと理解の助けになって良いです。

    ぼくは英語が喋れない状態なのにアメリカの大学に留学したんですが、その学校で児童文学のクラスを受講したことがあります。
    児童文学には「日常」→「ハプニング/旅立ち」→「冒険」→「帰還」というフォーマットに沿って作られているという内容の授業で、参考に児童文学をいくつか読んでフォーマットに沿った物語の展開を調べることがありました。

    そのクラスを受講した頃にはアメリカでの生活が3年目くらいだったので、多少は英語のコミュニケーションにも慣れていたんですが、本を読むのはとても苦手でした。英語を読んでいるとすぐに眠くなってしまって、教科書もほとんど読んでいなかったのですが、児童文学は理解しやすくて難易度のレベルがちょうど良かったのを覚えています。昔の文学は著作権の期限が切れているので、電子書籍で無料で読めるものも多くあるのでオススメです。

    文章を読むことは脳を鍛えることになるということが欧米でよく言われています。映像を見て感覚的に意味を把握するのと違って、本を読む時は色も無ければ味も匂いもしない文字列から意味を読み取って頭の中にイメージを構築するので、コンピューターの処理に例えると脳の中でデコード(暗号化されたものを解読する作業)しているようなアクティブな活動だと思います。本を読むことで英語の練習にもなるし、脳を鍛えることにもなるので一石二鳥ですね。

  • 英語を聞くListen to English
    これもできるだけ興味があるトピックを選んで聞いてみましょう。話している人の姿を見ていたほうが、言葉のニュアンスを感覚として覚えやすいので、映像コンテンツで英語を聞くのがオススメです。字幕があるとどうしても目で追ってしまって肝心の聞くことに集中できないので、できるだけ使わないほうが良いです。内容が分からないまま聞いていても大丈夫です。どうしても内容が知りたくて字幕を使う場合は英語を表示させておくと英語を読むことになるので良いと思います。

    日本語と英語は発音のしかたが大きく異なるので、言葉の聞き取りは多くの日本人にとって非常に難関なパートだと思います。ただ、最初は誰でも分からなくて当然なので、意味が分からなくてもとにかく毎日30分聞くのを続けていきましょう。あなたが思っている以上にあなたの頭の働きは素晴らしく、だんだん言葉が聞き取れるようになっていきます。

    日本語でも言葉が聞き取りやすくて分かりやすい話し方があるように、英語にも聞き取りやすくて分かりやすい話し方とそうでない話し方があります。特に最初のうちは分かりやすいものを選んだほうが良いです。本と同じように児童向けの作品は聞き取りやすくて分かりやすい話し方のものが多いです。ディズニーやワーナーブラザーズの映像作品は分かりやすいものが多いので、これらの作品の中から興味があるものを選ぶのも良いと思います。

    それからYouTubeでアメリカに住んでいる人が提供している英語の学習コンテンツを観るのもオススメです。映画やドラマのような映像作品と違って、話していない時間がほとんどないので時間効率が良いです。少し慣れてきたら日々YouTubeで配信されているホワイトハウスの記者会見や、大統領のスピーチを観るのも良いと思います。音声だけが良い方はPodcastでもスピーチコンテンツを大量に見つけることができます。有名な演説家のスピーチは聞き取りやすくてリズム感が良いので、聞いていると良い効果があると思います。

    英語の聞き取りは、単語の意味や文法表現を覚えて文章を読解するのと違って、自転車に乗るのと同じような感覚の習得になります。つまり感覚が掴めるまでひたすら練習が必要です。最初は分からないまま続けていて問題ありません。毎日30分英語を聞き続けて、そのうちあなたの頭が感覚を掴んでくれるのを待つだけです。個人差はあると思いますが、いずれ聞き取れるようになります。そのうち感覚が掴めると信じて続けていきましょう。

  • 英語を話す(可能なら) Speak in English if possible.
    近くに英語を話せる人がいたり、職場で英語を話せる機会がある人は、毎日少しだけでいいので英語で話してみましょう。一般的な日常会話が良いと思います。笑顔で挨拶をするということだけでも意味があると思います。最初は挨拶からはじまり、天気や街の様子の話をするようになり、趣味や仕事の話から休日の予定の話ができるように発展していきます。日常会話ができるようになると、仕事で簡単なミーティングができるようになり、続けていく先に交渉の場面も増えていくようになります。交渉の場面では自ら英語で説明資料を作ってプレゼンテーションすることも出てくるかもしれません。

    おそらく多くの人はそういう環境を探す方が大変だと思いますから、その場合は音読がオススメです。読んでいる本でもいいですし、ニュース記事でもいいですし、挨拶会話の定型文句でもいいと思います。英語発音を心がけて口に出してみましょう。誰も聞いてなければ恥ずかしくないですね。英語の聞き取りに慣れてきている人は、映像作品やYouTubeで聞いた言葉を真似して言ってみるのがとても効果的です。発音やアクセントやトーンや表情を意識して、言い方をそっくり真似していくと上手になっていきます。

    英語を話すのは英語を聞くのと反対に、頭の使い方がアクティブでクリエイティブになります。さらに口を動かす運動も入るので、感覚を覚えるために練習がとても大事です。日本語と発音の仕方が大きく異なるので、口をどう動かせばいいか分からなかったりしますが、ネイティブの人と同じ音を出すように心がけていると、自然と相手に伝わる発音になっていきます。毎日少しずつ口に出してみましょう。


 

習慣化して日常にするコツ

Technique to make it routine.

家にて1日30分なら、はじめることのハードルはそんなに高くないのではないかと思います。習慣にさえなってしまえば、ほぼ努力なしで続けることができますが、うまく習慣化しないと長続きさせることがとても難しいのが現実です。忙しい毎日を過ごしているとなおさら。時間ができたタイミングでやろう、と思っていると手をつけられないまま寝る時間になっていたりします。そして「明日やろう」と思っていると、いつまでもその明日が来なかったりします。

習慣化するということは、出かける時に靴を履くようにほぼ自動的にやる行為になります。朝起きたら顔を洗う、ご飯の前に手を洗う、ご飯を食べ終わったら食器を洗う、外から帰ってきたらうがいをする、夜になったらお風呂に入る、寝る前に歯を磨く、ほとんどの人がこういったことをほぼ自動的にやっていると思います。



新しいことを身につける時は、これら日常的にやっていることと同じように毎日決まってすることにしていきます。日常は人それぞれなので、自分の生活に合わせていくのが一番です。ここに例として習慣化する例をあげておきます。

  • 朝起きたらやる。Do it when you wake up every morning.
  • ご飯を食べたらやる。Do it after a meal. 
  • 決まった時間にやる。 Do it at scheduled time everyday.
  • 寝る前にやる。 Do it before go to bed. 
  • 経済ニュースを英語で読む。 Read economic news in English. 
  • 毎朝英語の番組を観る。 Watch English program every morning.
  • 寝る前に海外ドラマを英語で観る。Watch American TV drama show every night.


 

文法の違いによる感覚の違い

Difference in grammar makes difference in processing words.

どの教科書にも書かれていることですが、文章で出てくる主語(主役)と述語(アクション内容)と目的語(アクションの対象)と補語(アクション内容の補足)の順番が異なります。

例えば、次の文章の場合、以下のように主語の後に続く順番が異なります。

私は毎日駅まで歩いています
主語補語目的語述語(時系列)

I walk to a train station everyday.
主語述語(時系列)目的語補語

文章を読んだり話を聞く時に、言葉が出てきた順番に内容を理解していくので、英語の文章に触れると感覚的に違いを感じます。また、文章にしたり話の中で説明する時にも、説明する順番が異なるので最初は戸惑う部分です。特に過去、現在、未来といった時系列の情報が述語の中で表されるので、最後まで聞かないといつ何をしたのかを明らかにしない日本語と、最初にいつ何をしたのかを明らかにする英語、という違いがあります。

この違いは、文章を読んだり話を聞いたりする時に、頭の中で情報を組み立てていく過程が変わってきます。また、話をしたり文章を書いたりする時に、言葉を紡いでいく過程が変わってきます。頭で理解すればすぐに違和感がなくなるものではありませんが、毎日少しずつ英語に触れることで気付けば慣れているものなので、違和感をあまり気にせずやっていきましょう。


 

英語の習熟度による感覚の変化

Transition of internal feeling across growth level.

毎日英語に触れていると徐々に英語の理解力があがって、英語に対する印象が変わったり自信がついてくるのを感じたりします。新しいスキルを身に付ける時に共通していることだと思いますが、習熟していく過程で自分の感覚が「できない→できる→できない→できる」のサイクルを繰り返します。最初は「できない」状態なので、練習していくと徐々に「できる」状態になります。「できる」状態になると練習のレベルをステップアップして、いまよりも高度なレベルの練習をはじめます。そうすると大抵は新たなハードルを発見して、「できない」領域があることを改めて認識します。そのレベルに慣れてくるとまた「できる」に変わってステージを上げていきます。

このサイクルを繰り返す中で、自分には到底クリア「できそうにない」大きなハードルに当たることがあります。多くの人が脱落するのはこの段階で、「できない」を信じてやめてしまいます。よく引用される逸話に「金塊まであと3フィート」というのがあります。金を採掘するのが目的の金鉱業者が、しばらく順調に採掘していたある日、金の鉱脈を見失ってしまい、目的である採掘を諦めて売り払ってしまうというお話です。その鉱山を買い取った別の業者が調べたところ、あと3フィート(1メートル弱)のところに鉱脈があることが分かり、その鉱山はその後採掘を再開し、それを知った元の業者はもう二度と諦めないと誓ったそうです。

あなたが英語の練習を続けていくと、諦めたくなる時期が訪れるかもしれません。なにしろ成果を確かめにくいので、やってることの意味を疑いたくなることがあると思います。でも人にはやってできないことは何もないので、自分を信じて続けていきましょう。

参考までに「できない→できる」サイクルの感覚の変化の例をあげておきます。

  • 「できない」英語がまったく分からない。
    Don’t understand English at all.

  • 「できる」文章の意味が分かるようになって、英語が分かる感覚が芽生える。
    Acknowledge that you understand meaning of English sentences.

  • 「できない」思い切って話してみたら、言ってることがぜんぜん分からない。
    Notice that you hardly understand what people speak in English.

  • 「できる」話していることが少しずつ分かるようになって、話すことが楽しくなる。
    Become understanding what people saying and find yourself easier to understand English.

  • 「できない」少し込み入った話になると話についていけない。
    Notice that you can’t follow a little bit complicated discussion.

  • 「できる」難しい話もできるようになって英語が自然に感じる。
    Acknowledge that you can now deal with a bit complicated conversation and feel more comfortable with using English.


 

英語で考えるということ

Thinking in English

英語で会話をするようになってくると、自然と英語で考えて話すようになります。会話のスピードやテンポに合わせて言葉をやりとりするには、英語で考えて言葉を返すリズム感が自然なためです。最初から無理に挑戦するようなことではなく、慣れてくると自然とそうなっていくものなので、英語の簡単なエクササイズを毎日続けていればそのうちできるようになります。

一方で気付かずに陥りがちなこともあります。それは英語で考えようとすると、日本語で考えるより幼稚になってしまうことです。人の思考は言語に左右されると言われていて、自分の言語で表現できないことは思考が及ばなくなるそうです。つまり日本語で知っていることでも英語で知らないことは思考が及ばなくなります。

簡単に言うと英語の脳は成長過程の子どもと同じで、知っている言葉の範囲だけで考えようとします。頑張って英語で話をしていると、少し子どもっぽくなっていることに気付かなかったりします。特に仕事の場面では、無理に英語で考えようとしたり、流れで反射的に英語で返したりしないで、落ち着いて日本語で考えをまとめてから話すと良いです。仕事でなければ何も気にする必要はないですし、練習になるのでどんどんやったほうが良いと思います。

英語でものを考えるということは、知っている英単語や英語表現を使って思考することです。日本語の熟語と同じように、物事や状況を端的に表す単語が多く存在するため、より多くの単語や表現を知っていると思考スピードが格段に上がっていきます。かと言って、最初から力んで普段使われているとされる4,000語ほどの英単語を記憶しようとしても続かないことが多いと思いますので、毎日ちょっとずつ同じペースで続けていくことが大事です。あなたが上達していった先に必ず行き着くところなので、安心して毎日の英語のエクササイズを続けていきましょう。


 

おさらい

Final words

最後にもう一度あなたに届けたい言葉は「習慣が人をつくる」です。英語を読む・聞く・話す、これを毎日少しずつ続けることで、あなたは英語を毎日使う人になります。さらに続けていくと英語を使っている人になり、いずれ英語を使える人になります。

人はどんなことでも10,000時間やっているとかなり上手になると言われています。1日の間で起きている時間が16時間として、起きている時間を一つのことにフル活用すると2年かからないうちに10,000時間に達します。例えば英語圏の街に移り住んで2年も経てば、英語を使って一人で生活できるくらいの英語力がついているという計算です。

これはほとんどの人に当てはまると思いますし、早い人はもっと早いと思います。実際に海外で生活をはじめてみると、日常会話ができるレベルの英語力は1か月もすれば身に付きます。先ほどの話で言うとおよそ500時間ほどです。1日1時間の英語を毎日やっていくと1年半で到達する計算です。日本にいながら毎日ちょっとずつやっているだけで、あなたは1年半後に英語が話せる人になります。できると信じて毎日少しずつの英語をやっていきましょう!

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