マーケットレビュー Daily : SPY, DIA, QQQ, IWM, EWJ, BTC - May 30, 2022
マーケットレビュー Daily : SPY, DIA, QQQ, IWM, EWJ, BTC - May 30, 2022
はい、みなさんこんにちは!
クリエイティブ、テクノロジー、投資ファンのこーじです。
今回は5月30日は米国マーケットがお休みのため、番外編としてアジアマーケケットのレビューをお届けします。
日本時間の日中のマーケットの動きを左右する中国マーケットをレビューすることで、インサイトを見つけることができればと思っています。
米国マーケットはお休みでしたが、ヨーロッパやアジアのマーケットは先週の上昇ムードを受け継いで上昇しています。中国の経済活動再開の影響や、仮想通貨のセンチメント改善が後押ししているように見えます。
一方で、原油価格の高騰が継続していることを主な要因として、インフレーションの上昇にまた不安が不安が見えてきている様に思います。米国の政策金利予測もまた少し高い方にシフトしはじめているので、不安定な状況は続いている様です。ということで各セクターの状況を見てみましょう!
中国上海指数 SSEC +0.60% △
中国上海指数SSEC(※1)は、4月後半から上昇トレンドが継続しています。中国のロックダウンが緩和される見込みで、経済活動が再開されることが追い風になっている様に見えます。先週50EMA(※2)ラインをテストして跳ね返された後の再チャレンジなので、上に抜けられるかもしれません。すぐ上に長期間の下降トレンドラインがあるので、上に抜けるかどうかで大きく変わると思います。このラインの下にいる限り下降トレンドの中なので、いまの位置は少し警戒したほうが良い様に見えます。
1. 中国上海指数SSECは、上海マーケットに上場している1,860社すべての株式の動きを表す指数です。1990年12月9日を100として計算されています。
2. EMAは、指定した数のローソク足の平均値を直近の数値に重み付けしてラインで表示しているものです。値動きの上限や下限になることが多いため、チャート分析でよく使われています。長い期間の平均値と重なりやすいように、画像の中では5EMA(淡いイエロー)、10EMA(イエロー)、25EMA(淡いオレンジ)、50EMA(オレンジ)、100EMA(淡いレッド)、200EMA(レッド)を表示しています。
香港指数 HSI +2.06% △
香港指数HSI(※3)をトラックするETF SPYは、3月中旬からは緩やかに上昇トレンドを作っているように見えます。中国のロックダウン緩和の影響が強く、直近2日間はジャンプするように勢いよく上昇していて、今ちょうど50EMAラインと重なるレジスタンスライン(※4)に到達しているように見えます。今週このラインを超えて上昇できれば、下降トレンドラインまで上昇する余地があるように見えます。
3. 香港指数HSIは、香港マーケットに上場している会社の時価総額上位50社の指数です。1964年7月31日の時価総額合計値を100として計算されています。
4. レジスタンスラインは、値動きの波が跳ね返りやすい上限の価格です。過去の値動きで山や谷になっているところと重なることが多く、逆方向の指し値注文が入りやすいところと見られます。
日本株式指数 日経225 +1.02% △
5. 日本株式指数 日経平均225は、日本株式の株価上位225社の平均株価を表す指数で、1950年から日経新聞により毎日集計されています。
6. フィボナッチとは、フィボナッチリトレースメントの略で、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見したフィボナッチ数の法則性を利用したテクニカル指標です。主にサポート&レジスタンスラインの見極めに使われています。フィボナッチ数列にある任意の数字と前の数字との比率が61.8%にあたり、チャートの動きも61.8%のラインあたりで方向転換することが多いです。
7. サポートラインは、値動きの波が跳ね返りやすい下限の価格です。過去の値動きで山や谷になっているところと重なることが多く、逆方向の指し値注文が入りやすいところと見られます。
ビットコイン米ドルレート BTC/USD
ビットコインの米ドル価格BTC/USDのレートは、この3週間ずっと耐え続けた52週安値ラインから大きくジャンプしました。新LUNAが登場し先日のクラッシュを克服しようと頑張っていることが、センチメントを改善しているように見えます。ボリンジャーバンド(※9)が狭くなっていて、次の動きが大きくなることを示しているので、LUNAが回復に向かえば大きく上昇し、落胆する事実が出てくれば大きく下落するように見えます。
8. 新LUNAは、先日の大暴落を引き起こしたLUNAを発行するTerraform Labsが新たに発行した仮想通貨で、LUNA救済のために立ち上がったサポーターに支援されて、ステーブルコインと切り離したものとして実現したようです。5月28日から取引が開始されていて、5月31日にはBinanceなど大手の取引所でも取引を開始するようです。
9. ボリンジャーバンドは、チャート分析に使われるテクニカル指標のひとつで、移動平均と標準偏差の組み合わせでできています。指定期間の標準偏差を用いて値動きの可能性をラインで表示し、移動平均を挟んで上下に帯のように表示されます。変動可能性が大きい時は幅が広がり、小さい時は狭くなります。狭くなった後は次に大きく動く可能性が高くなります。





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