FXチャート&データ : 2022年6月24日
FXチャート&データ : 2022年6月24日
はい、みなさんこんにちは!
クリエイティブ、テクノロジー、投資ファンのこーじです。
FXマーケットの動きをチャート&データで確認しながら、いまの状況とトレンドの方向性について考察をお届けします。
FXマーケットはとても動きが速いので、参考程度にご覧いただければと思います。
KEY TAKEAWAYS
- 米国10年国債金利が下がりドル円が下がる傾向。
- 同様に他の通貨に対しても日本円が強くなりそうな傾向。
米国10年国債の利回りが下がっていることで、金利差が縮まりドル円が下がる傾向にあります。まだ日本円が下がるトレンドの中にいるので、円高傾向がすぐに終わる可能性も高いと思います。安全資産のニーズが上がっている状況から、円高が助長されているかもしれません。
ということで、各ペアのチャートを見てみましょう!
Table of Contents
米ドル指数 DXY
米ドル指数
DXY(※1)は、特に方向性がなく停滞しています。直近のピークからは下がっていますが、もうすぐ上昇トレンドラインにぶつかるので、再び上昇する可能性が高そうです。
1. DXYは、米ドルと他の主要通貨との価格のバランスを表した指数です。他の通貨は、ユーロ(57.6%)、日本円(13.6%)、イギリスポンド(11.9%)、カナダドル(9.1%)、スウェーデンクローナ(4.2%)、スイスフラン(3.6%)の6つです。
米国10年国債利回り
米国10年国債利回りは、直近のピークから大きく下がってきています。上昇トレンドラインに当たっているので、また上がるかもしれません。利回りが下がっているということは国債が買われていることを示していて、安全資産のニーズが上がっていることを示しています。この利回りが下がると、他の通貨との金利の差が縮むので米ドルが売られやすくなる効果があります。米国の中央銀行は来年にかけて大量に売却を続けるので、また利回りが上がると想定されます。
TAKEAWAYS
- 安全資産ニーズから利回りが下がっている。
- 上昇トレンドラインで再び上昇する可能性。
8.
VIX指数はマーケットの下落可能性を測る指標として使われています。数値が高いほど下落可能性が高く、大きくスパイクした後は株価が反発するチャンスがあるとされています。長期間の平均値は19.1あたりになるようです。
米国10年国債&日本10年国債利回りスプレッド
米国10年国債&日本10年国債利回りスプレッド(※2)は、上昇を始めています。これが上がることでドル円が下がりやすくなります。もう少し上がると下降トレンドライン(長い矢印)に当たるので、また下がる可能性が高いと思われます。
TAKEAWAYS
- 上昇を始めている。
- 下降トレンドラインまで上昇する可能性。
2.
米国10年国債&日本10年国債利回りスプレッドは、米国10年国債の利回りと日本10年国債の利回りの差です。下がるほど円安の傾向が強くなります。
ユーロ&米ドル EUR/USD
ユーロ&米ドル EUR/USDは、しばらく停滞を続けています。ちょうどフィボナッチ(※3)38.2%ラインに乗っているので、下に割ると下降トレンドになり、上を維持すれば上昇トレンドを維持しそうです。
TAKEAWAYS
- フィボナッチ32.8%ラインの上を維持すれば上昇が続きそう。
- ここを割ると下降トレンドに戻りそう。
3. フィボナッチとは、フィボナッチリトレースメントの略で、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見したフィボナッチ数の法則性を利用したテクニカル指標です。主にサポート&レジスタンスラインの見極めに使われています。フィボナッチ数列にある任意の数字と前の数字との比率を出すと61.8%になります。チャートの動きも61.8%のラインあたりで方向転換することが多いのが特徴です。
米ドル&スイスフラン USD/CHF
TAKEAWAYS
- もうすぐ重要なサポートラインに到達。
- このラインを割ると下がる勢いが強くなりそう。
4.
サポート&レジスタンスラインは、値動きの波が跳ね返りやすい価格で引いた水平線です。過去の値動きで山や谷になっているところと重なることが多く、逆方向の指し値注文が入りやすいところと見られます。
米ドル&日本円 USD/JPY
米ドル&日本円 USD/JPYは、金利差が縮まっているので下がる(円高)傾向にあります。上昇トレンドの中にいるので下降が短く終わることが多いですが、10EMA(※5)ラインを下に抜けたら上昇トレンドライン(長い矢印)とあたる132円くらいまで下がりそうです。そのあたりで50EMAラインと交差するので、そこで反発するかもしれません。
TAKEAWAYS
- 金利差が縮まり下がる傾向。
- 132円くらいまで下がりそうに見える。
- まだ上昇トレンドの中。
4. EMAは、Exponential Moving Averageの略で、指定した数のローソク足の平均値を直近の数値に重み付けしてラインで表示しているものです。値動きの上限や下限になることが多いため、チャート分析でよく使われています。長い期間の平均値と重なりやすいように、画像の中では10EMA(細めのグレー)、50EMA(中くらいのグレー)、200EMA(太いグレー)を表示しています。
ユーロ&日本円 USD/JPY
TAKEAWAYS
- 下降する傾向が見える。
- 140円あたりまで下がりそうな雰囲気。
- まだ上昇トレンドの中。
TAKEAWAYS
- 2番目のピークが低い大きなM字パターンで下降トレンドを示している。
- 163.4円くらいで反発しそう。
- まだ上昇トレンドの中にいる。
オーストラリアドル&日本円 AUD/JPY
TAKEAWAYS
- 2番目のピークが低いM字パターンで下降トレンドが強そう。
- 91円あたりまで下がりそう。
- まだ上昇トレンドの中。
ニュージーランドドル&日本円 NZD/JPY
ニュージーランドドル&日本円 NZD/JPYは、2番目のピークが低いM字パターンで下降トレンドになりそうです。50EMAラインをが強いレジスタンスラインとして働くことが多いので、84円あたりで少し停滞するかもしれません。
TAKEAWAYS
- 2番目のピークが低いM字パターンで下降トレンドになりそう。
- 84円あたりまで下がりそう。
- まだ上昇トレンドの中。
南アフリカランド&日本円 ZAR/JPY
南アフリカランド&日本円 ZAR/JPYは、一度下がってから反発してフィボナッチ61.8%ラインで跳ね返っているので、下降の勢いが強く見えます。50EMAラインと交差する8.3円あたりまで下がりそうに見えます。ちょうどそのあたりで上昇トレンドライン(長い矢印)とも交差しそうなので、そこで反発する可能性が高く見えます。まだ上昇トレンドの中にいるので、下降は早く終わりやすいです。
TAKEAWAYS
- フィボナッチ61.8%ラインで跳ね返っているので下がりそう。
- 8.3円あたりまで下がりそう。
- まだ上昇トレンドの中。
メキシコペソ&日本円 MXN/JPY
メキシコペソ&日本円 MXN/JPYは、金利をさらに上げると主張していることも影響して、上昇トレンドが強い状態です。2番目のピークが低いM字パターンに見えますが、下がる勢いがつくかまだ分かりにくいと思います。フィボナッチ61.8%ラインで再び上昇方向に行くか、このラインを割って下に向かうかで方向が決まると思います。上昇トレンドライン(長い矢印)にも近いので、6.6円あたりで反発するかもしれません。もしこのラインを割ったら、大きく下がりそうに見えます。
TAKEAWAYS
- フィボナッチ61.8%ラインを割るかどうかで方向が決まりそう。
- 6.6円あたりまで下がりそう。
- まだ上昇トレンドの中。
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